羅針盤

投稿日:2012年12月4日

卒業式までに残すところ3日。

今日は、朝から、当日のプレゼンテーションの締め切りと最終の準備でみな大忙し。おまけに、ランチタイムからは、日通とTube Itという輸送会社の方が見えて荷物造り。今日までに運び込まれた荷物の箱が、廊下に山積みとなりました。以前にも、日通でまとめてということはありましたが、こんなたくさんの荷物を見たのは初めてのことです。一体、何箱あったでしょう!

書類の記入だけでも大変なところ、パスポートのコピーを忘れた、郵送料をATMで下ろしてない、とその間にもいろいろなハップニングがありながら、5時間ほどかかってようやく発送の運びとなりました。初のリハーサルは、ほとんどできないままで今日は終わりましたが、ダンスのグループは、遅くから練習を始め、本番に備えていました。

昨日のThe Hero’s Journeyは、普段の勉強、勉強、達成、達成という生活から遥かにかけ離れた体験をした時間でした。特別な心の冒険であり、知らないことに好奇心を持って臨んでみるという機会でした。その過程を通して、多くの生徒が、自分のヒーローは「自分の両親」、「自分の母」と親御さんへの尊敬を新たに、今年の大きな体験をさせてくださったことに改めて感謝し、その偉大さに感心しています。

まったくそういうことに気が付いていなかった留学前の自分の器量の小ささや、わがまま放題、言いたい放題のひどいことをぶつけてきた自分を後悔する言葉がたくさん出てきました。その反省がここだけのものでなく、帰国してから感謝の気持ちが形で出ることを祈りますが、昨日の様子では、反省は中途半端なものではなかったように受け止められます。今日もまた、「僕は、自分の両親がどんなに偉大なのか、よくわかった。僕の両親は本当にすごい。一生懸命勉強することが恩返しになる!」と力をこめて言っている生徒がいました。

また、瞑想に入れない生徒たちのほとんどが、普段先生たちから「集中することが難しく、気を散らすことが多い」と言われ続けている生徒たちか、あるいは、極度にテンションが高く熱中できるものがないと落ち着かない生徒たちであったことは、極めて興味深い現象でした。考えるところ大です。集中できなければ得るものは当然減ります。良い観察となりました。

今日は、何人かの生徒たちと昨日の過程についての話をする機会がありました。

「昨日は、よくわからなかったけれど、今日、話してみてわかった」という生徒もあれば、昨日、自分が通った過程を詳細に思い出しながら、その意味を確認したり、思いがけない発見があったことをとても喜んでいる生徒もいました。「過去のことに戻ってみて、今までは、いつも未来のことしか考えていなかったけれど、過去は、こんなに豊かなんだ。あの過去があって、今の自分がいるんだということもわかったし、過去の重大さが初めて理解できた」という生徒もいました。

昨日の会場には、南北東西に季節と四元の絵が掛けられました。四季は、人間の気持ちや生活に大きな影響があります。四元は、古来から知られ研究されているものです。

北は、冬、空気・風(知性)、そして、マジックパワーは魔法の杖(魔法の杖は魔法の杖。状況を変化させるためにはどんなことにも使えます)。

東は春、火(闘志・情熱)、そして、マジックパワーは宝石箱(いろいろな宝石は、さまざまな形で助けを出してくれます)。

南は、夏、水 (感情・気持ち)、そして、マジックパワーは、ランプ(行く道を照らしてくれる光です)。

西は、秋、(地球・大地)、そして、マジックパワーは指輪(結合・融合の知るし。結婚は指輪で象徴されます)。

生徒たちは、旅に出る前に、自分が好む季節、元素、マジック・パワーを得ます。そして、部屋の中央にあるカードを1枚選ぶと動物が出てきます。その動物を旅の友として、あるいは、道案内として連れていきます。

この続きは、また明日に。

 

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