Netiquette
投稿日:2013年1月12日
出発を待つ生徒からWiFiについのて質問がありました。
1. WiFiはいつ頃受け取ることが出来ますか?
2. 毎月どのくらいかかりますか?
3. 支払い方法はどのようにすればいいですか?
4. 留学が終了し、日本に持って帰った場合引き続き使えますか?
という質問です。
参加者全員に関連することですので、PC、電子機器、その使用方法(Netiquette=Net上のエチケット)を今日のテーマとします。大事なことなので、説明するちょうど良い機会となりました。質問を送ってきてくださってありがとう。
ICETでは、ここ何年もPCを持ってくることを控えるよう参加する生徒たちに伝えてきました。その唯一の理由は、ホストファミリーにおいて、PCが隠れ蓑となり、ホストファミリーとの実際の交流・コミュニケーションが大きく妨げられ、結果的に1年の留学に望めるだけの最高の結果が得られないまま終わるケースを防ぐためです。
PCと向き合う時間が多く交流が少ない、夜中に起きていてホストが迷惑する、十分な睡眠を取らないために授業に集中できないような状況では、本人の学習能力が劣るだけでなく、オーストラリアの生活に全面的に飛び込むということも実行できない、ホストファミリーと本当に親交を深めることもできない。こういう状態がいいはずがありません。この状態は、絶対にあってはならない状態です。
この状態は、あなたのために家庭を開放してくださるホストファミリーに対してのエチケットに大きく欠けます。
これをやっていたら、あなたが留学中に輝くことはできなくなります。
ここ数年のiphoneを含むスマートフォンの発達はめざましく、どんどんと新しい機能を追加し、PCを自分の手中に持っているのと同じ状況になってきています。その状況の中では、PCの持参を禁止しても意味のないことになります。そのために、PCの持参がOKとなりました。
しかしながら、それぞれのベストの結果を目指すためには、PCの使い方は、当然、学習の個々のベストをめざす目標と、ホストとの親密な交流をめざす目標と一致するだけでなく、互恵でなければなりません。どうすればいいか、ということは、留学が始まってから一緒に決めていきましょう。
そういう前提に立って、質問にお答えします。
1,2に関しては、それぞれの状況がまったく違いますので、一概にお答えすることができません。場合によっては、WiFiが要らない場合もあるかもしれません。スマート・フォンを日本ですでに持っている人は、それをPCにつなぐことが可能です。
ただし、日本での契約を海外ローミングに変更する場合には、極めて高い料金となります。月に5.6万円ということにもなりかねません。どんな契約になっているのか、日本でしっかりと調べて確認してくることが大事です。
こちらでスマートフォンを購入することも可能です。また、携帯ではなく、USB型のWiFiを購入することもできます。それがいくらかということも、条件によってすべて違いますので、それもここでお答えすることはできません。
今いる先輩たちは、こういうアドバイスを出しています。
「学校でPCが使えるので、個人のWiFiは、実際のところ必要ない。日本との連絡とか、宿題の調べ物とか、そういうことは放課後に学校で十分できる。ホストの家で自分がWiFIを使いたいのであれば、ホストのWiFi環境を調べる必要があるけれど、土・日には、必要なら図書館に行けるから、今から心配しなくて大丈夫」ということです。
まさに、この通りです。到着した最初の週は、忙しくて、PCを使うような時間はあまりありません。PCをすぐに繋ぎたいという気持ちは、持たないで来てください。オーストラリアのネット環境は日本とかなり違います。日本での当たり前を、こちらで期待しないことは、大事な姿勢のひとつです。
以前には、持ってきたPCをつなぐことを焦るために、それでイライラする生徒もいました。まったく無駄なエネルギーの消費です。PCは、いずれ、それぞれの状況に応じて、一番良い方法で使用できるようになるので、最初の2-3週間は、ゆったりと構えていてください。
3は、実際に購入することになれば、Prepaidという形がベストでしょう。ご両親とある程度の額を話し合っておく必要がありましょう。
4は、Noです。日本での使用は不可能です。
Netiquetteには、ネット上の活動、ネット上に掲載するもの、してはいけないもの、ルールなど知らなければならないこともたくさん含まれます。そのほとんどは、良識で判断すればわかるものですが、こちらに到着してから、そういうことも勉強しましょう。