Organiser

投稿日:2013年2月11日

 昨日は、みずがめ座の新月。そして、中国の新年が始まりました。

シドニーには、サンフランシスコやロスのような大規模なものではありませんが、でも、大きなChina Townがあります。シドニーでも、大きなお祭りがありました。たまたま今度の土曜日に子どもたちをシドニー市中につれていく機会がありますので、その際にChina Townを覗いてみるのもいいかもしれません。

今日は、ここ数日、重ねて出てきた言葉を取り上げてみます。

先日、「先生の役割」のひとつに、organiserというのがありました。このオーガナイザー、あるいは、その元となっているオーガナイズという動詞は、極めて日本語に訳しにくい言葉です。

オーがナイズというのは、ひとつのことを成し遂げるために、計画を立て、算段を立て、準備をし、まとめ、整理し、きれいに整えることを意味します。これを一言で表現できる日本語の言葉がありましたら、ぜひ、教えてください。ずっと、その言葉を捜しているのですが、見つからないので、先日、生徒たちに、このオーガナイズという言葉の意味するところを説明した際に、訳しにくい言葉だと付け加えました。

今日また、その言葉が出てきたのです。宏子先生と分担することになったCAPDの授業で、中国の新年のこと、19世紀のオーストラリアのゴールドラッシュの際に急速に中国人の移民が増え、現在は、豪の全人口の4%を占めるまでになっていることなどの話しの中で、今年は巳年、巳年生まれの人は、「オーガナイザー」でインテリジェントだと新聞の記事の中にあると、その言葉がまたも登場しました。

「オーガナイザーとは?」という質問に、生徒たちの答えは、「日本語に訳しにくい言葉」と数人から。思わず、笑ってしまいました。そのことがよほど印象的だったのでしょう。

 オーガナイズができるかできないかで、人生は決定的に違ってきます。どんなにたくさんのアイディアを持ち、夢を抱き、目標を設定しても、そこに到達するまでに道筋を立て、準備を整え、実践に移せるかどうかで、結果は、大きく違ってきます。成功する人、しない人の違いも根本的には、ここにあるのではないでしょうか。

 例えば、オーガナイズは、ノートの中身を項目ごと、概念ごと、テーマごとなどにきれいに並び替えたり、色分けして覚えやすいようにしたり、フォルダーの中身を教科ごとに、授業の内容によって組み変えていくというような過程と結果を指します。

ひとつの行事をするために、オーガナイズは欠かせません。オーガナイズが十分にできていれば、実践に移すことは最後の段階であり、実践に移した際に成功する確立は非常に高くなります。オーガナイズができていなければ、手順が違ったり、必要なものが必要な時に無かったり、誰がどう動いていいのかわからない、といったことを起きてきます。仮になんとか成功したとしても、途中で要らないエネルギーをたくさん使うことになります。

物事を成就させる上で、オーガナイズができるいるかどうかは、成功への鍵となるものです。勉学においてもまったく同じことが言えます。

ノートがきれいにまとまっている

情報が整理されている

宿題などを決して忘れることがないようにダイアリーなどにきちんと順序良く適宜に書き込まれている

時間割は、自分のしなければならないことが一目でわかるようになっている

1週間の予定がきちんとこなせるように準備が整えられている

どこに何があるのかわかっている

必要とされる用具、道具、必需品が調っている

準備は当日ではなく、1日前あるいは数日前に整えることができる手はずができている、etc.

さて、みなさんのオーガナイズぶりは、如何でしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントをどうぞ

お名前(必須)

メールアドレス(必須)

URL

ブログトップへ戻る