「英語文法」呪縛からの解放
投稿日:2013年5月19日
阿部首相が、立命館アジア太平洋大学(APU)を訪問しました。
APUは、2000年に開設されたまだ本当に新しい大学です。開設を前に、DHSに、「こんな新しいタイプの大学が新設されます。生徒を日本に送りませんか」と代表者の方々が訪問されたことがまだこの間のことのように思い出されます。学生の半分が外国からの留学生で、すべての教科が日英の両方の言語で実施されるので、その環境に惹かれてICETで勉学した生徒たちも多数この大学に進学しています。
現在APUの学生となっているICET/DHSの卒業生は、「卒業するまでには、将来自分のビジネス・パートナーとなる人をアジア全体に持つことができる大学だから。」と、この大学を選びました。
北の秋田教養大学、南のAPU、どちらも新しい大学ですが、新しいからこそ、グローバル社会に対応するための画期的な新しいタイプの教育を実践することができるのでしょう。総理の訪問により、偏差値以外の新しい角度から光が当たることはいいことです。
以下は、ミホさんからの投稿です。
「こんにちは。岡山学芸館のMihoです。
私がAustraliaに来て、約3ヶ月半が経ちました。やっとこちらのホストファミリーとの生活や学校の生活に慣れてきたところです。私は、16年間、日本という国から出たことがなかったので、異国に行くってどんななのだろう、早く着かないかな、など気分が舞い上がるばかりでした。でも、いざAustraliaに着くと、すべてが日本語ではなくなり、早い口調で英語をしゃべっているので何を言っているのかもわからなくて、呆然とする日が続きました。また、ホストと初めて会った時も、これは本当に英語なのか?と思うほど、全く聞き取れず、笑顔で対応するしかありませんでした。
今は、耳が慣れてきて完ぺきとは言えませんが、相手が何を言っているのか大体聞き取れるようになり、また、自分が言いたいことも英語で話すことができるようになったので、話が弾むようになり、楽しい毎日を過ごしています。
学校では、Australiaの友達ができて、最初の頃よりも学校生活をもっと楽しく元気いっぱいに過ごしています! それなのに、それでもまだ時々、「ホストの会話やAustraliaの友達同士の会話に入ってもいいのかな?」とか、「これを言ったら、相手はなんて返事をするのだろう?」などと戸惑い、まだ積極的になれない自分がいます。
私は、いつも話を出す前に、「こ~ゆう時はどの文法を使えばいいのだろう?」とか頭の中で文章を考えてしまいます。でも、以前、房枝先生が「文法ばかり気にしていると英語が口から出てこないでしょ。まずは、単語単語だけいいから、ともかく使うこと。文法は気にしなくていい。文法はあとからついてくる。」と言っていました。その言葉が私の肩の荷物の一部を下ろしてくれました。それから私は、全てが単語単語ではないけれど、文法の使い方が分からない場所は、単語だけでもしゃべるようにしました。そのおかげで言いたかったことも気にせず言えるようになり、前は文法ばかり気にしすぎて笑顔がひきつっていた時もありましたが、今は、それがなくなり自分が思っていること全てが言えてとても幸せです。でも、やはり、英語を勉強しにきたからには、ちゃんとした文法を使って相手と話したいので、少しずつ文法を覚えて使っていきたいです。
あと残り6ヶ月半、たくさん色んなことを経験して、勉強して、悔いのない楽しい留学生活を送り、帰国したら1年間のことをすべて家族に話したいです。
それまで全力で頑張ります!! Thank you for reading!」
以上、ミホさんの留学3ヵ月半の感想でした。
留学の一番大変な時期は最初の3ヶ月だと留学を終えた生徒たちの多くが言います。その3ヶ月が過ぎ、どんどんと進歩している英語力を実感できるのは本当に嬉しいことでしょう。これからどんどんと押し寄せてくる新たな挑戦を多いに楽しんでください。