20年の歳月を越えて
投稿日:2013年7月10日
コウキ君のご両親がシドニーに来てくださいました。
1年留学の保護者の皆様には、12月までご遠慮ください、と申しあげていますので、えっ、なぜ、と思われるかもしれませんが、コウキ君は11年生で、去年1年は、今年同様に、訪豪を控えていただきました。
息子がお世話になっているホストファミリーとの懇親を望まれての訪豪なのですが、コウキ君のご両親には、もうひとつ大事な目的があります。それは、20年前にDHSに留学したコウキ君の叔母にあたるマキさんがDHSに留学し、その後にDHSから日本に留学し、イワマ家の娘となったゾエと彼女のファミリーを訪ねることです。
20年の間には、いろいろなことが起こるのですが、その時の縁は、ずっと続き、心温まる物語がたくさん刻まれています。
個人的なことになるので、詳細は、ここには掲載できませんが、国境や文化を越えて、こんなにも深い愛がふたつの家族の間に生まれ、刻まれていることは、文化や人種の違いは、決して友情や愛情の障害にはならないというひとつの見事な見本です。
本当に美しい友情です。
生徒が誰もいない閑散とした教室をご案内している間に、たまたま、1年生の作品が壁にあるのを見つけました。
ひとつは、「Reading and Literature 読書と文学」の授業で読んだ「ロミオとジュリエット」のある章の内容を絵で表現したものです。
あとのふたつは、「母の日」にみんながホストマムにあげるカードを書く練習をしたものです。こんな手作りのカードだったら、きっと喜んでいただけたことでしょう。