人口時計
投稿日:2013年7月22日
2004年には、63億人だった人口。
9年後の2013年には、71億までに増えています。70億になったとずっと思っていましたのに、いつの間にか、もう、71億になっていました。
皆さんにこのサイトをよくご紹介しますので、御存知の方も多いでしょうが、試しにご覧になってみてください。初めての方は、もちろん、ぜひとも。
http://www.worldometers.info/world-population/
なんともすごいものです。
人口だけでなく、いろいろな統計がありますので、たいへん興味深いサイトです。
こんなふうに増え続けていく地球の人口を地球は支えていかなければなりません。私たち日本人を含め、先進国は、とても豊かな生活をしてきました。その豊かさを享受するために、破壊してきたものも多くあります。
これから未来を創っていく若者たちは、ふたつのことを背負います。豊かさの保持と地球環境の維持です。
豊かさと一口に言っても、その豊かさにはいろいろな意味が含まれます。物の豊かさ、心の豊かさ、コミュニティとしての豊かさ、地域社会の暮らしやすさ、世界の国々との互恵関係を維持できる国の外向の力、国民の経済を豊かにするだけでなく国民を危険から護ることができる国の力。
日本には、物の豊かさという点では、世界の頂点を極めました。20年の停滞・低迷とはいえ、国全体の生活レベル・文化レベルは、極めて高いものです。
でも、その一方で、自殺者の数が毎年3万人以上。それがもう10年も続いている。理由は様々であっても、学校に行かないで悶々と苦しんでいる子どもたちが、文部省の2011年の統計では、小・中合わせて12万人余もいる。この2つの現象と数字だけを見ても、物質的な豊かさ=豊かさではないことがわかります。
本当の豊かさを作り出して保持していくためには、どうすればいいのか。
日本の人口は減少しています。これから社会に出ていく若者たちは、社会を支えるためには、NEETやひきこもりとなっている若者たちの分まで働かなくてはなりません。さらに、世界中で豊かさからは程遠い生活をしている人々を直接・間接に支えていかないと地球はもちません。
それが豊かさの保持とであれば、地球環境を維持するためには、一体、どうすればいいのです。それは、まず、現状を知ることから始まります。
その勉強が、先日ご紹介した「MDGs」と「63億人の地図」シリーズです。
世界の現状を知る、日本がある場所を知り、自分が立つところを知り、そこから、何が必要なのか、何ができるのか、どうすればいいのか、自分との関わりは、ということを始めて考え始めることができます。
豊かさの維持と地球環境の維持が果たして両立するものか。しないのであれば、両立させるためにどうすればいいのか・・・
破壊されたものを取り戻すことができるのか。さらなら破壊を止めるためには、どうしたらいいのか・・・
この人口時計のサイトを見ていると、考えていかなければならないことは山積みであることを痛みとして感じます。