Buddyとの対面
投稿日:2011年1月28日
Buddy(バディ)という言葉があります。Buddyは、仲のいい友達、気持ちを許せる人、自分の相棒、といった感覚で使う言葉です。その意味合いから、学校に新しく誰かが入学してくると、その人に付き添って、学校の中の案内やいろいろなことを説明してくれる生徒をbuddyと呼びます。
今日は、1月31日に学校が始まる前に、Davidsonにおいてbuddyとなる生徒たちと一緒に過ごす時間がありました。まず、お互いに慣れるためです。
体育館の中で、アクティビティをしました。言葉を使わずに、自分の好きな色や食べ物が同じ人を探してグループを組んだり、パートナーを代えて英語で1分間自分のことを話し続けたり・・・
今日は、参加できないbuddyもいたのですが、全体の雰囲気は上々。
ランチは、みんなで作った焼きそば。焼きそばは、Davidsonの生徒たちも大好きで、いつも大好評です。
Davidsonの校庭のひと隅には、大きな2連のBBQの台があります。こうした行事には、とても便利です。
数週間経って、生徒たちが落ち着いたら、焼きソバをたくさん作って、Davidsonの先生がたや全校生に買っていただき、少しでも洪水の支援金として送ることができればいいなと思っています。
ランチが終わったら、早速とボールを一緒に蹴っているグループもありました。すぐに溶け込む生徒たちもいれば、なかなか混じれない人たちもいます。
おもしろいのは、こういうことをしましょうと教師が形を作って指示を出せば、みんな上手にできます。でも、形もなく、指示もなく、自分の意志によって自由に動かなければならない状況になると、なかなか動けなくなってしまう生徒が少なくないことです。 みんな同様に、オーストラリアの人たちと友だちになることを望んでいるのですが、ためらいなく会話に飛び込んで行く生徒と、行きたいのにためらいすぎて動けない生徒。何がその違いを作るのか、本当に興味深いところです。
この状況をできるだけ早く打破することが、毎年の課題のひとつです。
留学の成果のひとつは、待つのではなく自ら求めて自ら動くという姿勢を自分のものとすることです。1年後には、そうした姿勢がしっかりと身についていることでしょう。
ICETの掛詞の一つは、”Don’t Wait. Create.” です。待つのではなく、自らの人生は自ら創れ! というものです。時間も、人間関係も、幸せも、周りの人に頼るのではなく、自ら働きかけ、自ら創りだすことを考える、ということです。そのために相談することも、協力を求めることも、交渉することも、みな、大事な能力です。
留学に参加した誰もが、この能力を磨きをかけていって欲しいですね。
明日からは、初めての週末。ホストファミリーとの関係を築く絶好のチャンスです。最初の1ヶ月間は、日本から一緒に来た友だちとの外出を控え、ホストと、そして、ホストのお友だちと絆を築くことに専念することが大事です。ホストの家で自分の居心地のよい場所、絆が確立できれば、その後の安定した留学生活を送ることができるからです。
MacKillopに行く生徒たちは、Davidsonの人たちに別れを告げ、明日、Swan Hillに発ちます。