カウラの平和の鐘

投稿日:2013年9月25日

カウラの旅7

今年の旅は、例年のものと少し違いました。

ICETの生徒たちだけでなく、DHSの生徒が3人一緒に参加することになりました。70年前に日本とオーストラリアの間で起こったできごとについて一緒に学ぶ機会に恵まれたことに深い感慨を覚えます。三人は、出発前日に日本語の先生とカウラ脱走事件の映画を観て、特に、ニューギニアでの戦線で起こった場面でそのビデオが終わっていたということで、普段ならば研修旅行への楽しさが先行するのでしょうが、出発の際には、気持ち的には少し重いものがあったのではないかと思います。

彼らの勇気に拍手を送ります。

 

 

バスの中でも宿舎でもICETの生徒たちとよく混じり、ICETの生徒たちも三人がいつも会話の中に入っていられるよう努めていました。JessicaとBenは、去年日本を2週間訪問し、Mattは、11月に4週間日本に行きます。三人とも、日本が大好きです。3日間日本人の若者たちに囲まれた生活は、Mattにとっては、とてもいい体験になったことでしょう。

ICETの生徒たちが折り紙や習字の手伝いをしている間、彼らも習字についてオーストラリアの学校の子供たちに説明していました。

ICETの生徒たちは、行く前に、ジョン レノンの「イマジン」の歌詞を習いました。どんな理由であったとしても、その理由を行使するために起こる戦い。そんな戦いのない世界を望みたい。「夢想家かもしれないけれど、一人でもそんな夢想家が増えればいいな」というこの歌。私もそんな夢想家として連なっている一人です。何度読んでも深い深い想いが伝わってくる歌詞です。

Jessica, Ben, Mattの三人に、平和の鐘の前でこの詩を読んでもらいました。カウラの平和の鐘は、NYの国連にある鐘のレプリカで、南半球に唯一のものです。

Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace

You, you may say 
I’m a dreamer, but I’m not the only one
I hope some day you’ll join us
And the world will be as one

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people sharing all the world

You, you may say 
I’m a dreamer, but I’m not the only one
I hope some day you’ll join us
And the world will live as one

 

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