インドからのお便り
投稿日:2013年9月28日
インドから、とてもすてきなお便りが届きました。
今留学している生徒たちには、8年後の自分の姿がぼんやりとでも見えるかもしれません、夢は行動に移すものなのだ、と。
家族への愛情、祖国への想い、留学で得るもの、などそれがどんなふうに覚醒し認識されていくものなのかなど、たくさんの示唆があります。
以下、卒業生からのお便りです。
「ご無沙汰しております。太田修子です。お元気にされてますでしょうか?
カウラの写真を拝見し、私たちがカウラに行った時(もう8年前ですね!)のことを思い出しました。 ちょうど私たちが脱走兵の話を伺っていた際に、元オーストラリア兵の方がいらっしゃり、私たち(日本人)に対して嫌悪感を持っていらしたのを克明に覚えております。日本では学ぶことのない歴史ですが、オーストラリア兵と日本兵の方々の人生の一幕を垣間見て、学ぶことの重要性をひしひしと感じました。
今もインドで生活する中で、日本では知ることのできない「世界」を肌で感じております。 最近、一緒に働いている同僚と「自分が変わったと思うとき」の話をし、オーストラリアでの体験を思い出しました。日本が好きになったのは、気づかなかった日本を素敵な部分を発見したから。家族が大好きだと知ったのは、家族のいない時間を知ったから。自分で決めて、新しい世界に飛び込むことで多くのことを発見し、また、そのことによって自分に自信を持つことができるようになりました。
あの時漠然と持っていた「世界のどこでも働ける人になりたい」という夢は今インドで一歩目を踏み出し、また一つ自分の世界を広げています。 今後は「全ての子供が笑顔で暮らせる世界を作る」という夢に対してどのような一歩を踏み出していくのか考えています。また、学んできたものをどのように還元していくのかについても考えていかなければならないと考えております。
長々と書かせていただきましたが、房枝さんが書かれるブログ、いつも興味深く拝見させていただいております。 多くの言葉が心に残り、人生の指標となり、新たに挑戦する際のパワー源になってます。 これからも素敵な文章を読むのを心待ちにしております。
お元気で過ごされてくださいね^^」
以上、卒業生からのお便りでした。
現行の留学生だけでなく、私にとってもとても励みになるお便りです。ここで行っていることの目的の意味が留学を体験した若者たちの心に、頭脳に、いろいろな形で浸透していることを確認できることはとても嬉しいことです。また、ブログから何かを汲み取ってくださっている方々がみえることも、書き続ける糧となるものです。
ありがとう、ノブコさん。そんなふうに言ってくださって。一生懸命に書き続けますね。
「全ての子供が笑顔で暮らせる世界を作る」夢に向かって、インドで、シドニーで、一緒に歩んでいきましょう。
お便りの中にあったカウラでのあるできごとについて、次回で触れます。