男のロマン
投稿日:2013年11月4日
昔、日本の男たちは、大海に飛び出していきました。
たくさんの夢を抱いて。祖国に富を持ち帰るために。
南の海の交易に、北の荒海の漁に。
江戸時代は鎖国を縫ってでも冒険に。
明治時代は欧米からたくさんの知恵と技術を持ち帰り、
戦後は、世界中を駆け巡って、日本を世界一富める国にしました。
そんな男たちのロマンをそのまま引き継いているようなメッセージが届きました。
シドニーの束の間の週末では、「広い世界を見たい」という15歳の面影をちょっとだけ垣間見ることができましたが、タイに戻ったたら、もう、商社マンの顔です。
以下、信吾さんからです。
房枝先生へ
先日はどうもありがとうございました。
貴重なお時間を頂き大変感謝しております。
学生だったころを懐かしく思い、
またICETの学生がエネルギー溢れる魅力ある学生だと感じました。
私以上に可能性を持っている子供たちだからこそ、
今後の価値ある人生を大いに視野を広げて見ていってもらいたいと思います。
日本ではその個性が潰されてしまい、夢を見ることができず、
毎日現実に直面せざるを得ない状況で萎縮してしまっている人たちがいます。
嘗ての日本を切り拓いた先人達は異端児、破天荒、大馬鹿者と呼ばれる人たちでしたが、
彼らが新たなことに挑戦した結果、今の日本があるのだと思います。
大いに挑戦し、失敗し、これからの日本を築いてもらいたいと思います。
微力ながら小生もその一端に将来なれればと思っております。
本当にこの機会を設けてくださり誠に有難う御座います。
今後ともICETの学生たちが夢ある学生であり続けるために
協力できることがあれば何なりとお申し付けください。
石原 信吾
ここ5年から10年ほど、日本は内向的志向を強め、国内に留まり、国の中身を完璧なまでのサービスで整える方向にあるという記事をよく見かけます。
かつて、多くの商社では、海外に行きたいと希望を募らせる社員でいっぱいだったのに、今は、「できれば外国は・・・」と辞退する人たちが続出。
高校生や大学生でも、海外に留学しようという意気込みを持つ若者の数がどんどんと減少してきている日本。
そんな状況を憂い、去年、特に今年は、文科省が、日本の若者たちを盛んに留学に送り出そうとしています。
そんな中、 ICETに来る若者たちが、元気いっぱい、溌剌と、海外で学習し、現地の人々と交流している様子は、そして、既にここから飛び立ち、世界のいろいろなところで活躍している卒業生たちの様子は、頼もしい限りです。縮こまってしまった今の日本は、夢と希望に満ちた若者たちの力を必要としています。ICET生、ICETの卒業生たちは、そんな日本に注ぎ込めるものをたくさん培っています。
日本国内であっても、世界のどこにいても、ICET時代のエネルギーを失わず、大いに羽ばたき、夢を叶え、そして、祖国に偉大なる貢献をしていってください。